ShareX試してみた

えにあです。今回はShareXというソフトを試してみます。

勉強過程をブログに残す際、よく画面キャプチャを取得します。 ウィンドウ全体をキャプチャしてしまうと大きすぎるので、「Win + Shift + s」で切り取りツールを起動し、指定範囲だけをキャプチャしています。

しかし、Windows標準の切り取りツールには課題があります。

課題

  1. キャプチャ後に自動でフォルダに保存されない
    とりあえずたくさんキャプチャ取っておいて、後でブログに載せるということができません。

  2. ボタンなどのターゲットに色付けできない
    画面にボタンがたくさんある場合など、この手順でどのボタンを押せば良いかわかりません。 もちろん、一度ファイルに保存してから編集すれば良いのですが、とても手間です。

  3. マウスカーソルが表示されない
    マウスカーソルもキャプチャに含めたいときがありますが、消えてしまいます。

これらの課題がShareXを使うことで改善されるか試していきます。

目次

ShareXのインストール

ダウンロードページにアクセスします。 getsharex.com

一番左のDownloadButtonを押します。こういう場合にボタンを赤枠などで囲みたいのですが、現状は手間なので諦めています。
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利用規約に同意して、「Nextボタン」を押します。 f:id:enia:20210304082133p:plain

インストール先のディレクトリを指定します。ここではデフォルトのままにしました。
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追加オプションの指定です。後で変更できそうな内容ばかりなので、いったんデフォルトのままにしました。
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Installボタンを押します。
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インストール時間は10秒程度でした。 f:id:enia:20210304082643p:plain

これでインストールは完了です。Finishを押して起動してみます。 f:id:enia:20210304082659p:plain

ShareXの最初の設定

いきなりですが、ShareXを起動したらエラーが出てしまいました。 OneDriveと競合しているようです。エラーの解消方法はブログの下の方に記載しておきます。 f:id:enia:20210304082947p:plain

一番最初に設定しておきたいのは、キャプチャー後のタスクです。
左のメニューからキャプチャー後のタスクをクリックします。
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デフォルトで、以下3つにチェックが入っていました。

  • 画像をクリップボードにコピー
  • 画像をファイルに保存
  • 画像をホストにアップロード

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気になるのは「画像をホストにアップロード」のチェックです。 デフォルトでImgurというサービスに画像がアップロードされてしまうようになっていました。 万が一、個人情報をキャプチャしてしまい、それがアップロードされたら怖いので、私はオフにしました。

ShareXを試してみよう

安心して使えるようになったので試してみます。

「Alt + PrtSc」でウィンドウをキャプチャしてみる

Alt + PrtScの効果はウィンドウズ標準と同じでフォーカスの当たっているウィンドウのスクリーンショットが取得されます。 試しにShareX自身のキャプチャを取ってみたところ、ShareXのトップ画面に取得したキャプチャが表示されました。 f:id:enia:20210304091458p:plain

「Ctrl + PrtSc」で指定範囲をキャプチャしてみる

「Ctrl + PrtSc」で、今までの「Win + Shift + s」と同じように指定した領域のスクリーンショットを取得できます。

Windows標準機能と異なり自由に領域を指定して切り取ることも、ウィンドウ内の領域をキレイに切り取ることもできます。マウスカーソルもしっかり入ってますね。
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取得したキャプチャは、OneDrive上に年月ごとのフォルダに分かれて保存されています。 とりあえずキャプチャを取っておくという要件にも使えそうです。 f:id:enia:20210304092218p:plain

キャプチャした画像を加工してみる

キャプチャを取ると、ShareXのトップ画面にキャプチャした画像が表示されます。 これを右クリックして「画像を編集」を押してみます。
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画像エディターが開きます。トップメニューの描画:「四角形」を選択します。 f:id:enia:20210304092806p:plain

試しに赤枠書いてみました。これで編集の要件にも耐えられそうです。 f:id:enia:20210304093159p:plain

四角形の枠線の色はここで変えられます。 f:id:enia:20210304092914p:plain

塗りつぶしの色はその隣で変えられます。 f:id:enia:20210304092947p:plain

ちなみに、枠線や塗りつぶしの色を透明にする場合は、カラーピッカーの右上にある透明のチェックを選択します。 f:id:enia:20210304093124p:plain

以上、ShareXを試してみました。 私のやりたいことは十分実現できそうな感じです。 便利な設定を見つけたら今後も追加していきます。
今回はここまで!

補足:OneDriveと競合してしまった場合

デスクトップの右下にある、雲のマークを右クリックします。
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表示されたポップアップメニューの「設定」をクリックします。
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「バックアップ」タブでスクリーンショットの欄のチェックを外します。
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ShareXを落として再起動し、エラーが表示されないことを確認しましょう。 ShareXは常駐アプリケーションなのでウィンドウの×ボタンを押しただけでは再起動にならないので注意しましょう。

補足:上の手順で解決しない場合

PCを買い換えた直後など、まだ一度もスクリーンショットを撮ったことのない場合は、 上記の手順で解決しないことがあります。

その場合、まず一度Print Screenボタンを押してみましょう。 すると、OneDriveにスクリーンショットを保存するか聞かれますので「必要ない」を選択します。 f:id:enia:20210322131916p:plain

ShareXを落として再起動し、エラーが表示されないことを確認しましょう。 ShareXは常駐アプリケーションなのでウィンドウの×ボタンを押しただけでは再起動にならないので注意しましょう。

この回避策は以下のgithubのissueで見つけました。 github.com

補足:ffmpegのインストール

試しに何か操作していたところ、以下のエラーが出ました。 「ffmpegがない」というエラーなので動画や音声録音の機能を起動してしまったのだと思います。 ダウンロード自体は問題なさそうなので「はい」を押しました。
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